クボ 二本の弦の秘密/Kubo and the two strings

  • 2017.10.24 Tuesday
  • 10:55

JUGEMテーマ:試写会

 

クボ 二本の弦の秘密/Kubo and the two strings

 



♯104


いい、すごくいい。
アメリカの映画工房「スタジオライカ」が創った日本題材のアニメーション映画である。
三味線、折り紙、侍、精霊流しなどが違和感なく織り込まれファンタスティックで、アドベンチャー満載、
世界の映画賞83ノミネート、27受賞だけあって、否、そうでなくても理屈抜きに楽しめる。
ストーリーは、多くの人が観ることになるだろうから、ここでは語らない方がよいだろう。

このアニメーションは、ストップモーションという技法で製作されたもので、その最先端に位置づけられという。
登場人物(人形)を美術セットの前に置き、ポーズと表情を少しずつ変え写真に撮る。
1秒間の24コマ分、24回シャッターを切るわけで、総数133,096コマというから手数もさることながら
人形の表情、大きさ、ポーズなど細かに用意しなければならないわけで、途方もない労力と時間をかけて仕上げられた。
今どきCGによるアニメーションが専らで、この選択もあっただろうが、明らかに映像の深みが違うという。
実際に立体物があり、それに照明をあてると光の反射や背景の写り込みなどCGでは出せないリアリティーが生まれるそうで、
確かに観ていて疲れないし、迫力にあふれた映像に引き込まれてしまう。

ちなみに制作スタッフやクリエーターは、日本の風習や古い文化をとことん調査し、監督は日本に住んでいたこともあり日本映画をリスペクト。
クボ少年は眼帯をしているが、伊達政宗と柳生十兵衛三厳がアイデアの素になっており、
父ハンゾウの顔は、黒澤明『七人の侍』の主役、三船敏郎に敬意を表して彼に似せたという。
村人たちも誰かに似ているのかもしれない。

エンディングの曲にも圧倒されてしまった。
ビートルズの『While My Guitar Gently Weeps』のリズミカルな三味線バージョン。
バックは、出てきたシーンの浮世絵アレンジ。
あんこがアタマからシッポまできっちりと詰まった鯛やきのようで、納得、大満喫。
よかった、すごくよかった。

2017.10.18試写

2017年11月18日(土)全国ロードショー 名古屋/ミッドランド スクエアシネマ、他

 

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