ノクターナル・アニマルズ/NOCTURNAL ANIMALS

  • 2017.10.10 Tuesday
  • 18:56

JUGEMテーマ:試写会

 

ノクターナル・アニマルズ/NOCTURNAL ANIMALS

 



♯102


この作品のタイトル「ノクターナル・アニマルズ(夜の獣たち)」は、20年前に別れた夫から送られて来た小説のタイトルでもある。
なぜ、小説を突然送ってよこしたのか?
小説のストーリーは?
そのストーリーは、何を意味するのか?
3つの疑問は、現在と20年前の過去、そして小説が交差する展開でミステリアスな結末を導き出す。

まず、現在。
L.A.に暮らすスーザンは、再婚しアートギャラリーのオーナーとして成功を収めるが何かが充たされない心境だ。
大きな企画を終え、いささか疲れ気味の彼女の元に小包が届く。
別れた夫、小説家志望だったエドワードが著した小説の校正刷りである。
“君との別れが着想になって小説を書いた。感想を聞かせてほしい”と、一枚の手紙が添えられていた。
スーザンは、けげんな思いのままに読み始める。

すると、シーンは一変して小説の世界へ突入する。
映画の中の映画である。
トニー(役者が、エドワードと二役というところが思わせぶり)は、妻と娘三人で夜のハイウェイをリゾート地へと向かうが、前方で2台のクルマが走行の邪魔を始める。
追い越すにも、横並びで越せない。
妨害する2台のクルマにこそまさに「ノクターナル・アニマルズ」が乗っていたのである。
映画、否、小説は、不条理な世界を謎めいて描き出す。
エドワードは、どうしてこんなにも衝撃的なストーリーをスーザンに読ませ、感想を要求するのか。

シーンは、20年前のN.Y.C.でのエピソードに。
スーザンは、エドワードの精神的な弱さが許せず、別れを一方的に言い放ち離れて行く。
彼には、彼女から軽蔑されたという思いしか残らず、彼女のことを「ノクターナル・アニマル」と呼ぶことも。

現在。小説を読み続けるスーザン。
彼女は、圧倒的に素晴らしい作品を書き上げたエドワードとの再会を望みメールを送ると、“君の望みに応える”との回答。
いよいよ小説を読み終え、再会の日、約束のレストランへ早めに着き、彼を待つ。

観終えて、エドワードの行動は、再会を望む思いからか、それとも彼女への復讐だったのか、彼の狙いを察するのに秋の夜長は、ちょうどいい。
モノ想う秋でもある。人生とは、年齢を重ねること、男女の顛末などなど、想いを巡らすのに丁寧に仕上げたこの作品は、ちょうどいい。

2017.10.6試写

2017年11月3日(金)TOHOシネマズ シャンテほか、全国ロードショー 名古屋/伏見ミリオン座、ほか

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< April 2019 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM