シチリアーノ/英題:THE TRAITOR

  • 2020.07.25 Saturday
  • 18:33

JUGEMテーマ:試写会

 

シチリアーノ/英題:THE TRAITOR

 



♯199


はてさて、裏切ることは悪いことなのか。
マフィアの世界で裏切れば、必ず殺される。家族、親族までつけ狙われ、もれなく殺される。

本作は、裏切り者の人生を問う作品だ。
1980 年代初期に起きた、新旧2 大マフィア組織の闘いを題材にした実話である。
闘いでは、形勢により裏切る者が出てくるものだ。
本闘争では、あろうことか旧組織の大ボス・ブシェッタが裏切った。
シチリア人の“沈黙の掟” も破ってしまった。悪い奴なのか。

ブシェッタは、闘いの仲裁に失敗しリオデジャネイロへ逃亡してしまう。
シチリアに残された家族や仲間たちは、容赦なく狙い撃ちされる。
マフィア映画では見慣れた、襲撃のシーンが繰り広げられる。“悪” の意味が失せてしまう勢いだ。

逃げてもブシェッタは、警察に逮捕され身柄はイタリアへ。
待つのは、マフィアの撲滅に執念を燃やす判事。ブシェッタの、“組織の犯罪の告白” という
裏切りにより、イタリア全土でマフィアが一斉に逮捕され、大裁判への流れに至る。

その後は、法廷でのシーンが続くが、テンポと動き、人の細かな表情などの構成で
ありがちな退屈感は見事に払拭され、マフィア映画の迫力は寸分も損なわれない。

判事の前に、改悛したブシェッタ。
しかし、敵方組織にしてみれば恨み骨髄、生かしちゃおけない存在。
判事は、虐殺されてしまうし、当時の外務大臣は、国民を裏切りマフィアと通じていたというから、
たまったものではない。“善” の意味が失せてしまう。
さらに裏切り者は、まだ複数いる。

で、それらの一人ひとりやラストに続く筋を明かしたいと思うのだが、
これ以上深入りしたら銃口にさらまれるので、ここでペンを置きたい。
締めくくりに小声で密告!
組織の人眼関係は複雑で変化するため、注視しなければストーリーについていけなくなる。
よって、152 分間、気を抜いてはいけない……と。

2020.7.22 試写/ C

2020 年8 月28 日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、ほか
名古屋/名演小劇場

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