恐竜が教えてくれたこと/ My Extraordinary Summer with Tess

  • 2020.03.21 Saturday
  • 10:18

JUGEMテーマ:試写会

 

恐竜が教えてくれたこと/ My Extraordinary Summer with Tess

 



♯194


“ゴキブリは、飢えで9 日目に死ぬんだ” とは、サム少年(11 歳)の知識だ。
また彼は、“地球最後の恐竜は死ぬとき、最後の一頭だと知っているのかな” と疑問を抱き
“家族のなかで最後に死ぬのは、きっといちばん若い自分で、ひとり残される” と思い悩む。

夏のバカンスで家族と訪れた避暑地でも、「死」と「孤独」がサムの頭から離れない。

本作は、オランダの児童文学、『ぼくとテスの秘密の七日間』(アンナ・ウォルツ著)の映画化である。
舞台は、北部ワッデン海に位置するテルスへリング島だ。
遠浅の砂浜が広がり、南洋を思わす海の青さがサムの瞳に映える。
島に着いて、まずは辺りを探索。サルサを練習中の自分と同じ年格好の少女テスと出会う。
彼女は、ママとふたり暮らし。パパは、火山の噴火で亡くなり顔も知らないと言うが…、
ここでも「死」について考えさせられてしまうサム。
テスは、何かを企んでいるようで、つかみ所がなく振り回されてしまうが、ちょっと気になる存在。
でも、サムは、決意したことを実行に移す。
島にいる間に、ひとりぼっちに慣れる訓練をすることだ。取り残されたときのために。
そんなある時、彼は満ち潮の砂浜で足を取られてしまう。助けを求めるも辺りには誰もいない。
死ぬことがよぎる。

サムの目線から、死ぬということ、思い出の大切さ、家族、といったテーマを描いた
心やさしい物語。
全体に何故か大人たちもラテン的な“のり” で明るく、テスの企みもあざとくなく
観ていて、ついついサムと一緒にテーマについて考えてしまい合点がいく。

サムとテスにとって、すごく特別な夏になった。
そして、会えば別れがある。みなが別れを前にして声を揃える。ファンタスティコ!

確かに、fantastic な84 分であった。

2020.3.19 試写/ C

2020 年3 月上旬より シネスイッチ銀座、ほか全国順次公開
名古屋/4 月18 日(土)名演小劇場

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