9 人の翻訳家 因われたベストセラー/ THE TRANSLATORS

  • 2019.12.17 Tuesday
  • 11:11

JUGEMテーマ:試写会

 

9 人の翻訳家 因われたベストセラー/ THE TRANSLATORS

 



♯187


本が燃えるシーンから始まる。何か意味があるのか?

富と名声に取り付かれた出版社社長エリックは、
全世界待望のミステリー小説『デダリュス』の各国同時出版でさらなる富を得ようと目論む。
そのために、フランスの人里離れた村の豪邸に9 人の翻訳家を集め、彼らを完全に隔離。
通信機器を没収し、外部との接触を断つ。
彼らは、翻訳が済むまで出入りは許されない。
拳銃を構えた監視員が常時見張るなかで、毎日20 ページずつの作業を強いられる。

原稿が途中で漏れてしまっては、企みは水泡に帰してしまう。
それでも、冒頭の10 ページが流出。
「500 万ユーロを24 時間内に払え、さもないと次の100 ページを公開する」という脅迫が
エリックを憤慨させる。

男性5 人、女性4 人、誰もが一癖も二癖もありそうで、犯人と思えなくもないが、
いつ?、どんな方法で?、まったく想像もつかない。
他に、エリック自身、彼の助手、監視員たちがいるが、彼らを“シロ” と決めつけるのは早い。
もう一人、作者自身も疑いたくなる。となれば、登場人物全員となるから困ったものだ。
深まる疑心暗鬼、

エリックは翻訳作業を中止する。次の100 ページの原稿を渡さなければ、流出を止められるはずだ。
怒りに任せて犯人の特定に掛かる。身の危機にさらされる9 人。内輪もめが始まる。

人は、危機に追い込まれると本音、本質を表わすものなのか、9 人の人間性が露になるシーンは興味深い。
単なる犯人探しのストーリーでないことの奥深さを感じる。

さておき、流出できないはずの100 ページが世界中にさらされたというメールがエリックに。

手の込んだ構成で、ストーリーに飲み込まれてしまう。もう収拾がつかない。
そして、やはり隠されていたどんでん返し。ミステリーマニアでも解けなかったであろう、超一級ものだ。

本が燃えるシーンで締めくくられる。そういうことだったのか……ふう〜っ…
しばらく動けなくなる。

2019.12.13 試写/ G

2020 年1 月24 日(金)全国ロードショー
名古屋/ミッドランドスクエアシネマ、ほか

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