オンネリとアンネリのおうち

  • 2018.05.21 Monday
  • 13:06

JUGEMテーマ:試写会

 

オンネリとアンネリのおうち

 



♯127


フィンランドの児童文学から、二人の仲良し女の子が飛び出した。
ちょっとおませな7歳。
ひとりは、オンネリ。9人兄弟のまん中で両親は忙しく、彼女がいなくなっても気づかない。
そして、アンネリは、別れた両親の間を行ったり来たり。
こちらの両親も多忙で、彼女とゆっくりとした時間を過ごせない。
そんな二人は「自分たちのおうちが欲しいね」と願う。すると二人が正直者だったために
バラ通りに建つ、夢のような水色のおうちに住めることになる。

原作は、フィンランドで長く愛されているマリヤッタ・クレンニエミの文学作品。
正直であること、自分らしくあること、異なる考えを受け入れることの大切さがさりげなく描かれ
二人と同世代の子どもにも楽しめる物語であり、
大人であれば、観る者自身の素直さと寛容さが試される。

二人のおうちのお隣さんは、気難しい一人暮らしのご夫人、魔法を使える陽気なおばさん姉妹。
ご近所には、ちょっと変わった人が住んでいて、わくわくいっぱいの毎日が繰り広げられる。

北欧の家具、インテリア、食器、小物も魅力的で、二人の服もおませでキュート。
監督は、3人の子どもをもつ女性監督ということもあってか、温かく優しい気遣いが伝わってくる。

さて、二人の暮らしは、お隣さんとの考え方の違いや価値観のズレなどでトラブルじみたことは
起こるが、みんなと一緒に解決して大事にはいたらない。はずであったが、
お隣に泥棒が入ったことで、これまで通りとはいかなくなる。
ましてや、親たちは、娘がいなくなったことに気づかないままなのだから。

当初に語られる「出来事には、理由がある」という台詞こそが物語の骨格を成しているようで、
二人を子ども扱いすることなく、大人たちと同じ目線で社会を見据えて問題解決に取り組む。

たまには、こんな作品で大人のサビを落としたいもの、とつくづく実感させられた。

2018.5.16試写/S

2018年6月9日(土)YEBUIS GARDEN CINEMA、ほか全国順次公開 名古屋/6月23日(土)センチュリーシネマ
 

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM