ホース・ソルジャー/12 STRONG

  • 2018.04.09 Monday
  • 11:11

JUGEMテーマ:試写会

 

ホース・ソルジャー/12 STRONG

 



♯123


まるで往年の西部劇のようである。
そこは荒野で、ネルソン大尉の率いる12人の戦士が馬にまたがり銃を構えて多勢と激突する。
2時間10分の作品だが、そのほとんどは戦闘シーンで息衝く間もない迫力。
銃弾を恐れぬ戦士の勇敢さに圧倒されてしまう。

ところが西部劇ではない。アメリカにおいて最高機密として封印されていた闘いの実話なのである。
能天気に「スゴい!」「面白い!」ということでは済まされない。

2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ勃発。国際センタービルはもろくも崩れ落ちた。
首謀者のビン・ラディンが支えるタリバンへの反撃は当然のプログラム。
一月後の10月16日、ネルソン大尉を長とする陸軍特殊部隊の12人は、ウズベキスタンに到着していた。
そこからテロ集団の拠点であるアフガニスタン北部の都市を制圧するために隊を進める。
戦地は険しい山岳地帯で、3週間もすれば雪に覆われてしまうし、テロの襲撃は予測できない。
彼らをガイドし共に闘うのは、反タリバンである北部同盟のドスタム将軍と仲間の200人。
この地の最強の武器は“馬”だという将軍の言葉に驚く12人。しかも敵勢が5万人とは。
大尉は実戦の経験がないうえ、隊員たちは乗馬の体験すらないという。

戦闘はすぐさま始まる。
タリバンは、ロケット砲をかつぎ最新のミサイルで攻めてくる、なんと戦車も突然飛び出してくる。
一人の部下も死なせないと決意する大尉のフトコロには、国際センタービルの破片が“お守り”のように忍ばせてある。
対するタリバンの兵士たちは闘い死ぬことが神に仕える者の誉れだという考え方。
投降してくる兵士も居るが、おちおち信じられない。自爆テロを戦術とする輩である。

それにつけても戦闘シーンは、迫力にあふれる。
うなりを上げて飛んでくるミサイルをも恐れず“馬”を蹴る戦士。誰だってハラハラさせられる。
「行け〜っ!」と気持ちが叫ぶ。
創作なら素直に楽しめるのだが。

なぜ封印された戦いなのか、テロが起きるのかを問う作品ではない。
テロに屈することなく闘う12人を讃えるかのような、そう、戦争をする国の実話、なのである。

最後に、ネルソン大尉がフトコロに忍ばせていたビルのかけらを戦地に埋めるシーンがあるが
どこか往年の西部劇のような。

2018.4.4試写/G

2018年5月4日(金)全国ロードショー 名古屋/ミッドランドスクエア シネマ、ほか
 

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